アパレルショップ経営におけるおすすめのコスト削減方法7選【アプリ】
「アパレルショップを経営しているが、毎月経費がかさんですごく大変…」とお困りではありませんか?
アパレルショップ経営には、商品の原価だけでなく
- 実店舗の家賃や人件費
- EC店舗からの物流費
- 広告宣伝費
など、さまざまなコストがかかります。
よって利益を上げるためには、売上を伸ばすだけでなく無駄なコストを削減することも極めて重要です。
本記事では、20年間イタリアブランド店の店長をしてきた経験を踏まえ、アパレルショップ経営にかかる主なコストとそれらの削減方法について、ご紹介します。
アパレルショップ経営で最も削減すべきコスト3選
コストを削減する際に意識したいのが、「不要かつコストが大きいもの」から順番に削減していく、ということです。
不要であっても金額が小さければ経営に与えるインパクトは小さいですし、逆に金額が大きくても必要なものであれば削減してはいけません。
ここでは、アパレルショップ経営でまず意識すべきコストを3つご紹介します。
①実店舗の家賃と人件費
一般的に、家賃と人件費は商品原価の次にコストが高いです。
新型コロナウイルスの感染が拡大してから巣ごもり需要が増加し、それに伴い実店舗の需要は減少傾向にあります。
よって、家賃や人件費はかかるコストの割には売上にそれほど寄与しない、いわゆる削減すべきコストと言えるでしょう。
②EC店舗からの物流費
近年、実店舗の他にEC店舗をお持ちのアパレルショップは年々増加しています。
EC店舗を持つこと自体は顧客の利便性を考えた素晴らしい取り組みですが、EC店舗運営には
- 服を保管する倉庫の費用
- 発送する際の梱包代
- ECサイトの維持費
など、想像以上にさまざまなコストが重くのしかかってきます。その中でも特に「物流」にかかる費用は莫大です。
季節や流行によって流通量が変化したり、材質ごとに適切な保管方法が異なったりするので、アパレルの物流は特に大変ですが、その分アパレル物流に特化した業者の数は多いです。
そういった業者を上手く使うことで、大幅なコスト削減が期待できます。
③広告宣伝費
大手であれば話は別ですが、個人経営や中小規模のセレクトショップの場合、広告の効果は薄い場合が多いです。
もちろん広告を打つことで顧客の購買意欲を刺激することはできますが、必ずしも店舗(自社)に呼び込めるとは限らず、結局大手ブランドショップに顧客が流れてしまうのが一般的です。
「広告をたくさん打っているんだけど、顧客が流れてこない…」と悩んでいる方は、広告を打つのではなく一人ひとりの顧客にリーチできる情報を発信するなど、アプローチ方法を変えることをおすすめします。
※商品原価やITツールなどは必要経費なので削減してはいけない
最初にお伝えした通り、「不要かつコストが大きいもの」から順番に削減していくことが大切です。
よって、コストは大きいですが、
- 商品原価
- ECサイト維持費やオリジナルアプリなどのITツール
これらのような、売上に大きく貢献する経費は絶対に削減してはいけません。
必要な経費を削減すると、他社との競争力を失い売上そのものが落ちる可能性が高いです。
「売上を落とさずにコストを削減する」という大前提を忘れないよう注意してください。
おすすめのコスト削減方法7選
次に、具体的なコスト削減方法について、効果の高いものから順に7つご紹介します。
いきなりすべてを実行することは難しいので、上から順に取り入れやすいものだけでも、ぜひ実行してみてください。
- オリジナルアプリの導入
- 家賃適正化サービスの利用
- 店舗内の仕組みの改善
- アパレル物流会社へのアウトソーシング
- 在庫管理をかんばん方式に変える
- 電力会社を見直す
- 損害保険会社を見直す
①オリジナルアプリの導入
アパレルショップ経営のコスト削減において、最も手っ取り早く高い効果が見込めるのが「オリジナルアプリの導入」です。
ITを使った施策では、他にも
- InstagramやYouTubeなどのSNS発信
- ECサイト
- VRを導入したバーチャルファッション
など色々ありますが、あまりITを活用できていないのであれば、まずはアプリから始めてみることをおすすめします。
オリジナルアプリを導入することで、
- クーポン、スタンプカード、ポイントカードをアプリで一元化
- カタログやDMをアプリで配信
などが簡単にできるため、今まで紙で作っていたものをすべてデジタルに置き換えることが可能です。
特にカタログは、紙で作ると1冊あたりの原価が500~1,000円程度で、春夏・秋冬の2シーズンで1,000冊配布するとなると、原価だけで750×2,000=150万円かかる計算になります。
アプリでカタログを配信できるようになれば年間150万円のコスト削減につながるため、かなりインパクトはでかいです。
②家賃適正化サービスの利用
家賃を交渉するのは難しいように感じますが、実は意外と簡単です。
なぜなら、基本的に年数が経てば経つほど経年劣化が進み、家賃の相場は下がっていくものだからです。
よって、
- 2年以上同じ物件を借りている
- 月30万円以上家賃を支払っている
以上2つの条件に当てはまる場合、高確率で家賃交渉に成功すると言えます。
「家賃交渉を自分でやるのは自信がない…」という方は、家賃適正化サービスを利用するといいでしょう。
↑の例であれば、ほとんどの場合で最低10%は家賃を下げることができるので、それだけでも年間36万円のコストカットです。
また複数店舗をお持ちの方であれば、売上にあまり貢献していない店舗を閉鎖することもインパクトがでかいので、ぜひ検討してみてください。
③店舗内の仕組みの改善
もしスタッフが暇そうにしているのであれば、それはスタッフを配置しすぎていることを意味します。
スタッフの配置しすぎは人件費を圧迫するだけでなく、スタッフのモチベーションの低下を引き起こすため、早急に改善しましょう。
昨今は、店内にタブレットを導入し「タブレット接客」に切り替えることで、人件費を抑えているアパレルショップが増えてきました。
また「スタッフのやる気がなくて困っている」という場合、人を減らすのではなく逆に若手を積極的に採用し育成することをおすすめします。
若手はベテランに比べて給料水準が低く、それでいて新規顧客獲得に一生懸命励んでくれる人材が多いです。
④アパレル物流会社へのアウトソーシング
EC店舗をお持ちのアパレルショップであれば、
- 販売数が読みづらいため在庫を多く抱えてしまっている
- 材質ごとに適切な保管方法や運送方法が異なるため、発送するのだけで一苦労
- 梱包代が想像以上にかかる
などの悩みを抱えているかと思います。
上記のような物流コストを一括で見直したい場合は、アパレル業界に特化した物流会社にアウトソーシングするのが最適です。
もしアウトソーシングが心配な場合は、アパレル業界に特化したWMS(倉庫管理システム)を導入し、少しでもコストを抑えておきましょう。
⑤在庫管理をかんばん方式に変える
アパレルショップは季節性の商品を多く扱うため、在庫を抱えるリスクが非常に大きいです。
そのためアパレル業界では、在庫処分を目的として季節ごとにセールを行うのが一般的です。
もちろんセールは有効なコスト削減手段ではありますが、そもそも在庫を多く抱えないような仕組みづくりの方がもっと重要です。
そこでおすすめなのが、在庫管理方法としてトヨタ自動車が発明した「かんばん方式(ジャストインタイム生産システム)」を採用することです。
ジャストインタイム生産システム(ジャストインタイムせいさんシステム、Just In Time:JIT)は、生産過程において、各工程に必要な物を、必要な時に、必要な量だけ供給することで在庫(あるいは経費)を徹底的に減らして生産活動を行う技術体系(生産技術)をいう[1]。
引用:『ジャストインタイム生産システム』
かんばん方式は、安価でシンプルな仕組みでありながらサプライチェーンを無駄なく管理できるため、多くの業界や業種で取り入れられています。
「計画の大きな変動に弱い」などのデメリットも一部ありますが、コスト削減を主目的とするならばメリットの方が上回るため、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
⑥電力会社を見直す
たいていの場合、電力会社を見直すことで電気代は大幅に安くなります。
なぜなら電力が自由化されてから、電力会社の競争は年々激しくなっているからです。
ただしどの電力会社が優れているかは、業種業態や地域によって異なるため、なるべく多く一括見積りをする必要があります。
現在は電気代削減を専門に扱っているコンサルもあるため、そういった業者に一括見積りを依頼し競争入札させるのが最適でしょう。
⑦損害保険会社を見直す
電気代と同様、損害保険料も簡単に下げることが可能です。
損害保険料を下げるためには、
- 損害の種類に応じた発生の頻度
- 損害発生時の損害の大きさ
以上2点を検討した上で、最適な補償内容を把握することから始めましょう。
もしこれらが難しいように感じる場合は、損害保険料削減を専門的に扱っている業者を利用することをおすすめします。
まとめ:何をするべきか迷ったら、とりあえずアプリを導入してみよう
アパレルショップ経営における具体的なコスト削減方法は、以下の7つでした。
- オリジナルアプリの導入
- 家賃適正化サービスの利用
- 店舗内の仕組みの改善
- アパレル物流会社へのアウトソーシング
- 在庫管理をかんばん方式に変える
- 電力会社を見直す
- 損害保険会社を見直す
「何から手を付ければいいかわからない…」という方は、オリジナルアプリの導入から始めることをおすすめします。
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開発費 | 初期費用 | 月額料金 | |
ご自身で制作の場合 | 0円 | 初期費用3万+税 アプリ申請(iOS、Android)として | 月々/7800+税 |
弊社で制作の場合 | 0円 | 初期費用15万+税 アプリ申請(iOS、Android)として | 月々/7800+税 |
カスタマイズで制作の場合 | 0円 | 初期費用200万~+税 アプリ申請(iOS、Android)として | 月々/7800+税 |
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